2019年11月4日月曜日

さよなら東京モーターショー

僕の会社は自動車部品メーカーです。先週の平日の午前中に東京モーターショーへ行ってきました。2021年3月退職予定の僕にとっては今回の開催は自動車関連業界人として来場できる最後の開催でした。ですから僕にとっては「さよなら、東京モーターショー」だったのです。

大学四年の秋に特に深く考えもせず、今も働いている自動車部品関連会社の面接を受け、そのまま61すぎまで働いてしまいました。その間、自動車産業は日本の基幹産業として日本の経済を牽引しつづけたのです。そして僕はそこで働くことによって生活の糧を得、また、老後に向けて、必要最低限ですが、貯えも築くことができました。自動車産業によって支えられた人生でした(まだ終わっていませんが)。本当に感謝しています。

僕が大学を卒業したころは銀行や保険、家電関係が人気があったかな。建築関係も僕には高嶺の花だった。しかしその後これらの業界を襲った大きな逆風はいまさら言うまでもありません。当時かなり地味だった自動車部品系の選択が結果として吉となるとは。幸運でした。そして多分、退職後は業界からは離れるしもうモーターショーへ来るとことないだろう、と少し感傷的な気分で電車で国際展示場駅に向かったのでした。

平日の午前中なのに結構な人出でした。混雑というほどではなかったですが、巷で言われている、その存在意義の低下、は人手を見る限り心配ないような気がしました。

会場に入ると感傷的な気分は一転華やいだ気分になりました。やはりモーターショーですね。一時よりはかなり減りましたが、コンパニオンの女性たちが車に手を添えて微笑んでいます。なんとなく気分ウキウキします。

かつてカメラ小僧といわれた、いまでは5,60代になってしまったファン(?)がコンパニオンたちを写真に収める姿もほほえましく足取り軽く各展示を見て回りました。

参加型のイベントも増えてましたね。平日だったのでどれも30分待ちくらいでしたから有給休暇を取ってきた方が正解だったかもしれないです。

さよなら、などとカッコをつけて来たもののモーターショーの雰囲気にすっかり流され、こんな感じだったら別に楽しいイベント感覚で次の開催に足を運んでも悪くはないのかなと意外に高揚した気分で帰路についたのでした。

先週末の報道によると最後の3連休を待たずに入場者は100万人を超えたようです。まずは、よかったですね。自動車業界ままだまだ健在です。

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