大学を卒業して40年近く、会社から給料をもらい生活してきました。独身時代も結婚した当時の給料も、定年退職後再雇用で減額された今の給料より少なかったです。それでも生活はできた。
生活のための借金したことはありません。生活のレベルは収入に合わせてきたからです。これは当たり前のことです。みんなこうやって生活をしている。
最近話題になった2000万円足りないという計算は、月に20万円の公的年金を基に行われています。それで標準的な生活費の26万円には月に6万円足りないから、2000万円は個人の預貯金から補てんする必要があるという計算です。
月額20万円で足りないのでしょうか?多分、20万円の家庭はそれに合わせた生活をしていると思います。それぞれの家庭はそれぞれの年金収入に応じた生活をしているはずです。20万円の受給で26万円相当の生活を送るために毎月6万円ずつ貯金を取り崩しているような家庭は殆どないと思います。
今の年金受給世帯では、その倍以上も年金を受給している家庭も相当あります。夫婦が公務員だったならもっともらっているでしょう。企業年金に手厚い大企業退職者も年金は500万以上だと聞きます。だから今の年金受給世代で平均すれば月の生活費が20万円以上になっても不思議はないです。
でも、自分の場合は20万円あれば十分生活はできると思ってます。
まず、自分の趣味にはお金がかかっていない。本は好きですが図書館が自分の本棚代わりですし、加入しているテニスサークルも、市営の施設を使っているので会費は月に1500円です。たまに行くプールも市営で1回250円なのです。
バラも僕の少ない趣味の一つです。これもお金はかからない。バラの苗は高くても4000円くらいです。高いバラもすべて見切り価格で手に入れてます。それに、年に一つも買いません。
フランス料理も好きです。でもミシュランの星付きレストランは服装まで気にしなければならならないことを考えると自分には無理。普段着で問題ないカジュアルレストランのランチで十分です。これなら2000円で十分に満足できる。
ファミレスでも食事だって、毎日自宅で食事を作っていれば十分に楽しい外食になります。
旅行もしかり。お金をかけない旅行を計画するのが楽しいのです。
我が家の場合は、夫婦で月に20万円あれば十分に生活はできると想定しています。生活の工夫は必要でしょうが、20万円というのは工夫し甲斐がある金額だと思います。多分、これからの年金受給世代も同じように考えていると思います。
今の受給世代は恵まれすぎです。それを基準に考えても仕方がない。これからの世代は年金の金額は下がっていきますが、それと生活のクオリティーは別のものだと思います。
しかし、それだけでよいのかといえばそれはまた別の話です。想定されるリスクに備えるお金は必要ですし、何も家族に残さずにこの世を去るのは忍びないです。
そのための資産の運用は必要だと考えています。こういったことは公的年金がカバーすべきお金とは全く別の範疇です。これについては別の日記に今の考えを記録しておくつもりです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日本の不幸、新コロナも政権批判の道具にされてしまう。
先週安倍首相が政府の新コロナウイルス対策をテレビを通じて国民に説明しました。僕の感想は可もなく不可もなくってところでした。もう少し早くこのような機械を持つべきではなかったかと思いますが準備が整わなかったのかもしれません。 そして、やはりというか、さっそく野党は批判のコメントを...
-
2019年は、仕事に対するマインドセットがずいぶん変わった1年でした。再雇用の契約は2020年も続くのですが、自分が仕事の緊張から解放された1年であったように思います。 昨年は、60歳で定年になったあと再雇用で同じ仕事を続けたため、自分の立場が契約社員になったことを当初はまっ...
-
僕は一年半前に60歳になり、退職金を受け取ったうえで再雇用されているサラリーマンです。給料は下がりましたが世で言われているほどではなく、家族と暮らしていくには十分です。この点に関しては会社に感謝しています。 しかし、やはり、自分に対する期待値というのは、当たり前ではありますが...
-
僕の住んでいる町も台風 19 号の直撃を受けました。朝から大雨で我が家から一キロくらいの距離にある中規模の川から水があふれ出ることを覚悟しました。結果として堤防はどうにか持ちこたえ、国及び地方自治体による河川の管理に感謝し、自分には珍しく公務員を讃える気持ちになりました。 ...
0 件のコメント:
コメントを投稿